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「沈まぬ太陽」 山崎豊子著
- 2008/05/19(Mon) -
沈まぬ太陽_山崎豊子著

 許されざる不条理に立ち向かい、それを書き遺した山崎豊子さんの5巻から成るアフリカ編・御巣鷹山編・会長室編の「沈まぬ太陽」は、心が締め付けられるほど辛く悲しい思いになったり、心の底から憤りを憶えたりしながら読み終えた。

航空会社の労働組合委員長に無理矢理させられ・・・委員長になったからには責任を全うしようとして「空の安全」を求め、会社側と真っ向から闘ったために、その報復としてカラチ、テヘラン、ナイロビと10年にわたり職場をたらいまわしにされる。
 そして、誰もが鮮明な記憶として残っている520人の犠牲者を出した「史上最悪のジャンボ機墜落事故」の綿密な取材は、文章から犠牲者の無念の思いや遺族の悲しみが、ドキュメントタッチでぐいぐいと心をえぐるように伝わってくる。
 航空会社の不正と乱脈、政官財の癒着、利権をめぐる争いは、人間の醜さを露わにし怒りを感じずにはいられない。
 全編を通して、主人公の恩地元さんの不条理を許さず戦い続ける強い信念と、人間の誇りを捨てずに生き続ける精神力に大きな力を感じさせられた。
 この小説に登場する魑魅魍魎の面々は、腐りきった精神で己の利益と名誉のみを追求し・・・喉元過ぎれば・・・という感じで、懲りずにまた私利私欲を満たすため陰で動いているのではないだろうか?
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