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「眉山」 さだまさし著
- 2006/06/03(Sat) -
以前さだまさしさんの「解夏(げげ)」を読みました。
電車の中で涙をこらえられなかったのを思い出しました。

眉山



この「眉山」も一気に読んでしまいました。
文字も大きく行間もあいていて、ハードカバーではありますが、これって短編なのかな…400字詰原稿用紙320枚分。ってそんなに多い分量ではありません(書けもしないのに偉そうに!)。

東京で働く咲子は、故郷の徳島で母の龍子が末期癌であることを知らされる。
「神田のお龍」として多くの人に慕われてきた母の側で看病するうちに、母のいろんな想いを知っていく。
母を慕う人々との事、まだ逢った事のない父のこと、「献体」という耳慣れない言葉と、母の「献体」への思い。
そして何よりも毅然として誇りをもって生き、娘の自分を育ててきたこと…苦しく切ないけれども胸を張って愛し育ててきてくれたことに気付いた時涙が止まらなくなるのです。

ラストシーンに出てくる「阿波踊りの12日」の日は、お龍さんの心の中では決して忘れられない日だったのではないかと思うのです。
34年前のこの日に約束をしていたのではないかと思うのです。
大切な人と別れを決意し、一人で子供を育てると決めたその日その場所で、生まれ来る子供がそのときのお龍さんと同じ年齢になったら、一番大切な人と逢おうと決めていたのではないかと思うのです。

お龍さんは、ほんとに強い女性です。
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コメント
-小説の温度-
さだまさしの小説は読書後も、暫くの間ひたひたと胸に迫ってくる感動があります。そして、何より小説が温かい。その温度が好きです。人の心を丁寧に紡ぎ出し、読者の前にそっと置いてくれる・・・涙の後は、いつも爽やかです。
2006/06/04 14:55  | URL | maa5 #-[ 編集] |  ▲ top

-ぬくもる感じでしょうか-

maa5さん
私もこの、静かに心が高揚していくカンジがすきです。
さだまさしさんの小説なかなか良いですよね。
2006/06/05 08:09  | URL | totinoki_195 #-[ 編集] |  ▲ top

-読み終わりました-
なかなか良かったです。阿波踊りと献体。お龍。うまいなあ~
って思ってしまいます。文章だけで人をこれほど感動させることが出来るなんて、なんて小説とは素敵なものなんでしょうか。
 ところで、ダ・ヴィンチ・コードの映画を見てきました。所詮原作とは別物です。限られている時間で、早い展開。原作読んでなかったらついていけなかったかもしれません。キリスト教の下地も全くないし。でも想像だけでしかなかった、キー・ストーンが具体化するとまた違った面白みがあります。キャラクターは大人しくて迫力に欠けますが。シラスは熱演?快演?でした。ヌーヴも可愛かったかな?色っぽくはなかったけど。v-424まあ二人で2000円なら行っても良いかもよ。
2006/06/19 10:26  | URL | ami #-[ 編集] |  ▲ top

-うまいですよね~-
amiさん コメントありがとうございます。
さだまさしさんの小説は、どれもひたひたと静かに胸にせまってくるところがいいですね。

ダヴィンチまだ見てません!
そろそろ行かなくちゃ!やっぱり原作と較べてみたいしね。
2006/06/20 19:30  | URL | totinoki_195 #-[ 編集] |  ▲ top


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